本の感想を書くところ

本を読んで思ったこと。感じたこと。

全ての習慣を駆使して行動を起こす。どうなる?~七つの習慣⑦第六の習慣:シナジーを創り出す

1. シナジーとは何か?

シナジーを感じたことはあるでしょうか?
身近なものであれば「お酒と料理のマリアージュ」や「オーケストラの演奏」がイメージし易いと思います。
仕事の成果もシナジーが得られた結果だと思っています。リーダーシップを発揮するのが得意な人、調整事は苦手だけどテクニカルスキルでチームを引っ張る人、浅く広くなんでもこなしチームの隙間を埋める人、それぞれの得意分野と個性が活かされることで大きな事を成す(シナジーを創り出す)ことができるのです。

2. 起爆剤は自分という意識を持とう

だれかが受け身の状態では生み出すものは小さいでしょう。相手に協力しているのかもしれませんが、イエスマン状態や指示待ちでは「シナジーを創り出している」とは言えません。自分が中心なのか否かに係わらず、「自分"も"主役の一人なんだ」という意識をもって行動することを心がけています。シナジーはみんなで作り出すものです。
意識した行動には第一の習慣~第三の習慣をどれだけ実践できているかがポイントになると感じます。

3. 頭と心を柔らかく保とう

ある程度の年齢やポジションになると、仕事や考え方に対する"プライド"や"こだわり"が出てきます。これまでに積み上げた経験や成果から生じるものですので自然なものですが、「自分が絶対に正しい!」という考えに陥ったり、視野が狭まる要因にもなり得ます。
リーダーシップを発揮するうえでこだわりは大事だと私は思います。ですが、シナジーを創り出すためには変化に柔軟であるべきだとも感じます。違いを許容し、自分のこだわりに固執しすぎないことも大切です。自らも絶えず変化(進化)をしていかなければならないと感じます。
お互いの違いを認め合い、尊重し、信頼をしていないと100%の協力は難しいでしょう。どこかで「自分だけの利益」を考えることになると思います。「言っていることは正論だけど、気持ちとして納得できない。腑に落ちない。」「この人とはどうしても肌が合わない。分かり合いたくない。」となった場合に、原則に基づいた正しい行動ができる準備はできていますか?
相手がどう動くかどう感じるかをコントロールすることはできませんが、自分がどう受け止めるかは自分次第。頭と心を柔らかくして、相手のボールを反射的に打ち返さず見極める余裕を持ちましょう。

4. まとめ

全ての習慣を総動員して得られる結果がシナジーだと感じています。
お互いのWinを追求し(第四の習慣)、想像を超える成果を生み出す(第六の習慣)。そのために必要不可欠な要素として相互理解(第五の習慣)と自身の成熟(第一~第三の習慣)がある。全てをしっかりと嚙合わせるために、自分の中の判断基準となる原則を持っていること、全体のゴールと自分のゴールが明確になっていることが大切です。
そして、スピーディに行動を起こすこと。迷ったり考えることもありますが、自分で動かなければ何も起こりません。頭と身体をフル稼働させて、積極的に行動をしましょう。