本の感想を書くところ

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終わりを思い描くことは自分自身を知ること。~七つの習慣③第二の習慣:終わりを思い描くことから始める

1. 人生の終わりを思い描くのはたいへん。では、もっと近いゴールなら?

人生の終わり。正直なところ、ピンと来ていません。自分の葬儀の弔辞・・・難しい。ですが、もっと近いゴールならいかがでしょうか。私は、「遠い未来のイメージはぼんやりでもOK」「5年後のイメージは出来る限り明確に思い描く」を心がけています。

5年後の姿から逆算して、今年立てた目標は5年後の姿を実現するためのプロセスとして妥当なのかを想像して行動します。この営みによって未来をよりリアルにイメージでき、目標を自分事として自覚することができると感じています。この「自分は5年後にどうなっていたいか」は部下の目標・評価面談を行う際にも活用しています。部下の未来の姿を共有することで、部下の目標も自分事のように捉えられるようになったと感じています。部下の目標達成(=成長)が私自身も成長させてくれることを実感しています。

 

2. なぜ、終わりを思い描くのだろう?

終わりを思い描く目的は、「間違った方向に進まないため」の他に「シンプルに考え行動できるようにするため」もあると感じました。どんなに立派な想いを持っていても、行動し実現できなければ意味は薄いと思います。今すぐやるべきことと後回しでも良いことを区別し、すべきことがシンプルになると、行動がしやすくなります。わかりやすいゴールがあるとモチベーションが保ちやすく、主体的に行動しやすいと感じます。そういった面からも、終わりを思い描くことから始めることが良いのではないかと感じました。

 

3. ゴールに向かって走り出し、走り続けるには?

「定めたゴールがどれだけ自分事として自覚できているか」が非常に大事だと感じます。他人に指示されたゴールや言わされた目標は自分事とは感じにくいものです。「自分のために自分で決める」ことが必要です。

また、考えすぎないことも重要だと思っています。どんなに小さなことでも良いので、アウトプットを継続して出すことがモチベーションに繋がります。時には「とりあえずやってみる」も有効です。努力の方向さえ合っていれば問題無いと思います。

 

4. 共有しよう!

私は、「思い描いた終わりは共有したほうが良い」と思っています。誰かと共有することで宣伝効果(目標を周りに伝えることでその目標を達成しやすくなる心理学的効果)が得られます。また、外部発信することで応援してくれる人や協力してくれる人が必ず現れます。私がリーダーに就任する際にも、後押ししてくれた方がいました。誰かが自分を知っていてくれて応援してくれている、それだけで心強く安心感があります。

 

5. まとめ

ブログタイトルの通り、終わりを思い描くためには自分自身のことを深く理解することが欠かせないと感じています。自分を知ったうえで終わりが思い描けているからこそ、どのような場面でも自分の意思で決断をすることができるのだと思います。決断ができないと、迷ってばかりで先に進めないか、他人に自分の人生を委ねることになります。その状態では、仮に自分に不利益があったとしたら納得し受け入れることはできないでしょう。他人の所為にし、良い方向に進むことはありません。

終わりを思い描くために、自分の中にブレない原則をもって進めることが重要です。自分の大事なものや価値観を自覚するために、想像力を養いたいと感じました。